マイルで家族旅行にいきたいな

マイルで家族旅行にいきたいな

名古屋在住の陸マイラー。海外旅行に行くためのマイレージの貯め方や気づいたことを紹介していきます。

マイルを貯めるならANAとJALどっちがおすすめか

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マイルを貯め始めようと思ったとき、まず考えるのは「どこの航空会社のマイルを貯めるのがいいんだろう?」だと思います。
ここでは、これからマイルを貯めるならANAマイルが良いのか、JALマイルが良いのかを書いていきます。 

結論から先に

・マイルを貯めやすいのはANA

・貯まったマイルを使いやすいのはJAL

マイルが貯まらないと特典航空券には交換できませんし、マイルが貯まっても特典航空券が取りづらいのでは貯める意味がありません。どちらがいいのかは決められないですね・・・

結局は、それぞれに合った航空会社のマイレージプログラムを選ぶことが正解だと思います。 

ANAマイレージクラブ

・国内線に多く搭乗したい方
  ← 国内線はANAもJALも取りやすさは同じなので、
    マイルの貯めやすいANAが有利です。
・国際線搭乗では、一年前に旅行を計画できる方
  ← 355日前から予約開始になるため、人気の旅行先は1年前に予約が必要です。
スターアライアンス加盟の航空会社の就航都市に行きたい方

JALマイレージバンク

 ・数か月前にならないと旅行の計画を決められない(休暇を計画できない)方
  ← 特典航空券を取りやすいJALが有利です。
・ハワイに行くことが目的の方
ワンワールド加盟の航空会社の就航都市に行きたい方

 

以下では、簡単に比較していきたいと思います。 

マイルを貯めやすいのはどの航空会社?

 当然ですが、出張などでよく飛行機に乗る方はその航空会社またはその航空会社の属する航空連合のマイルをためることが一番効率が良くなります。普段の飛行機の利用だけでどんどんマイルが貯まるわけですから。
もちろんそのような方は、どの航空会社のマイルを貯めようかな なんて迷うことはないと思います。

ここでは、飛行機に乗らずにマイルを貯めて、その貯まったマイルを使って飛行機を利用する方、いわゆる「陸マイラーにとって、マイルを貯めやすい航空会社はどこかを比較します。

ポイントサイト

陸マイラーにとってマイルを貯める方法は、ポイントサイトの活用です。

基本的にポイントサイトで交換できるマイルは、日本の航空会社であるANAJALのみになるため、ANAJALで比較します。
(ポイントサイトでのポイントを1ポイント1円換算にして比較しています。)

ANA 

ANAマイルへは、ポイントサイトで貯めたポイントを『ソラチカカード』を経由して最大交換率81%でマイルに交換できます。
ポイントサイト→ソラチカカード(90%)→ANAマイル(90%)で90%×90%で81%という交換率です。

ソラチカカードからは、月20,000ポイントを上限に90%で移行できるため、年間にすると18,000マイル/月 × 12月で年間「216,000マイル」になります。

ポイントサイトでの20,000ポイントは、20,000ポイント×81%×12月で194,400マイルになりますね。

nagoyamile.hatenablog.com 

 JAL

 JALマイルへは、『モッピー』というポイントサイトのポイントで、最大80%でマイルに交換できます。

ただし、80%といっても、通常の交換率は50%なので、12,000ポイントをマイルに交換すると6,000マイルとなり、4,500ポイントがバックされるというもので、7,500ポイント(12,000-4,500)が6,000マイルとなり、実質が80%ということになるというものです。(ずっと延長していますが、キャンペーンということになっており、いつ終了するかわかりません。)
また、月に15,000ポイント以上獲得することと、「`POINT WALLET VISA PREPAID」というプリペイドカードを保有していることが条件になります。

80%で交換できるマイルとしては、6000マイル/月× 12月で年間「72,000マイル」です。

ポイントサイトでの20,000ポイントは、7,500ポイント×80%×12月=72,000ポイントと12,500ポイント×50%×12月=75,000で、合計147,000マイルになりますね。

 クレジットカード

クレジットカード決済によるカード会社のポイントをマイルに交換する場合に利用するカードは主にANAカード、JALカードとSPGアメックスカードになります。
他のカードでもマイルに交換できるポイントはありますが、交換率が良くありません。 

ANA

カード決済でANAマイルに交換する場合に、一番利用されていカードは、「ANA VISA ワイドゴールド」になります。

このカードの交換率は通常1%(1,000円につき1P、通常ポイントは1P=10マイル)になりますが「マイ・ペイすリボ」を利用することで、通常ポイントと同数のボーナスポイント(BP)が獲得できます。
また、年間利用金額に応じてさらにボーナスポイントが獲得できます。

ボーナスポイントは、1P=3マイルで交換できるのですが、ボーナスポイントをメトロポイント経由でANAマイルに交換することによって「1P=4.05マイル」で交換できるため、利用金額に応じたボーナスポイントも含めると最高交換率1.648%(年間決済額300万円以上の場合)となります。(年間決済額50万円~100万円の場合は1.486%)

JAL

JALカードでは、ボーナスポイントなどはありませんので、ポイント還元率は1%になります。

JALマイルをカード決済で貯める場合は、下のSPGアメックスカードが最高交換率1.25%になります。

SPGアメックスカード

 このカード(スターウッド プリファード ゲスト アメリカンエクスプレスカード)は、シェラトンウェスティン、マリオットといったホテルグループのゴールドカードになりますが、ANAJALも含めた世界の40以上の航空会社のマイルが貯めれるカードです。

貯まるポイントは100円=3ポイントになりますが、ポイントをマイルに交換する場合3ポイント=1マイルとなるため、マイル交換率は1%です。
ただし、SPGアメックスのポイントをマイルに交換する場合には、「60,000ポイント毎に5,000マイルがボーナスとして加算される特典があります。そのため、60,000ポイントは25,000マイルとなり、マイルに交換する場合は、交換率1.25%となります。

まとめ

・マイルの貯めやすさという点では、ANAが圧倒的に有利ですね。

目的地で選ぶ

マイルを貯める目的は特典航空券を獲得することになるため、どこに行きたいかも重要になります。
ANAJALマイレージで行ける都市などを比較していきます。

国内線

就航都市を地図で比較してみます。

ANA

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JAL

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国内線では、JALのほうが就航都市が多く日本全国を網羅しており、特に沖縄の離島へも運航していますね。

国際線

まず、直接就航している都市数を比較してみます。

ANA

 43都市

アメリカ・カナダ・
中南米

ニューストン、サンフランシスコ、サンノゼ、ロサンゼルス、シアトル、バンクーバー、シカゴ、ワシントンD.C.、ニューヨーク、メキシコシティ

ハワイ

ホノルル

ヨーロッパ・中東・
アフリカ

ロンドン、パリ、フランクフルト、デュッセルドルフミュンヘンブリュッセル、ウィーン

東南アジア・南アジア・
オセアニア

シンガポールバンコク、クアラルンプール、ジャカルタ、デリー、ムンバイ、プノンペン、マニラ、ヤンゴンホーチミンシティ、ハノイシドニー

東アジア

北京、上海(浦東・虹橋)、大連、青島、広州、瀋陽杭州厦門成都武漢、香港、台北(桃園・松山)、ソウル

JAL

 38都市

アメリカ・カナダ・
中南米

バンクーバー、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴ、シカゴ、ニューヨーク、ボストン、ダラス

ハワイ

ホノルル、コナ

ヨーロッパ・中東・
アフリカ

ロンドン、パリ、フランクフルト、モスクワ、ヘルシンキ

東南アジア・南アジア・
オセアニア

シンガポールバンコク、クアラルンプール、ジャカルタ、デリー、マニラ、ホーチミンシティ、ハノイシドニーメルボルン、グアム

東アジア

北京、上海(浦東・虹橋)、大連、広州、天津、香港、台北(桃園・松山)、高雄、ソウル、釜山

航空連合

航空連合とは、航空会社間の連合組織のことです。
同一航空連合内の航空会社間では、コードシェア便マイレージサービスの相互利用などが可能になっています。

つまり、実際は国際線で行くことができる国や都市は、どの航空連合や航空会社と提携しているかによって大きく変わってくるということです。

ANA

ANAが加盟しているスターアライアンスという航空連合には、28社の航空会社が加盟しています。

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ユナイテッド航空  ルフトハンザドイツ航空  エア・カナダ  スカンジナビア航空  タイ国際航空  ニュージーランド航空  全日本空輸  シンガポール航空  オーストリア航空  アシアナ航空  LOTポーランド航空  アドリア航空  クロアチア航空  TAPポルトガル航空 南アフリカ航空   スイスインターナショナルエアラインズ 中国国際航空  ターキッシュエアラインズ  エジプト航空  ブリュッセル航空  エーゲ航空  エチオピア航空  アビアンカ航空  コパ航空    深圳航空 エバー航空 エア・インディア 

吉祥航空(コネクティングパートナー)

スターアライアンスに加盟していない以下の航空会社以外とも提携を結んでいます。

 エアージャパン  ユーロウィングス  ジェットエアウェイズ  マカオ航空  ガルーダ・インドネシア航空  フィリピン航空  エアドロミティ  シャーマンウィングス  山東航空  エティハド航空  ベトナム航空  アリタリア‐イタリア航空

JAL

 JALが加盟しているワンワールドという航空連合には、13社の航空会社が加盟しています。

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 アメリカン航空  ブリティッシュエアウェイズ  キャセイパシフィック航空  フィンエアー  イベリア航空  日本航空  LATAM航空  マレーシア航空  カンタス航空  カタールエアウェイズ  ロイヤルヨルダン航空  S7航空  スリランカ航空

 ワンワールドに加盟していない以下の航空会社以外とも提携を結んでいます。

 エールフランス  エミレーツ航空  中国東方航空  バンコクエアウェイズ  ジェットスター  アラスカ航空  ハワイアン航空

 

ANAのほうが提携航空会社が多いことが目立ちますね。
JALはハワイアン航空と提携しており、人気のハワイに行きやすそうです。

まとめ

・国内線を多く利用したい方や沖縄離島に行ってみたい方はJAL

・いろいろな国に行きたい方はANA

・ハワイ旅行が目的ならJAL

特典航空券に必要マイルは?

特典航空券を獲得するときに必要なマイル数を比較してみます。

ANA
  エコノミー ビジネス ファースト
通常期 閑散期 繁忙期
国内線~600 12,000 10,000 15,000    ー    ー 
国内線~1,600 15,000 12,000 18,000    ー    ー
国内線~2,000 18,000 14,000 21,000    ー     ー
国内線2,001~ 20,000 17,000 23,000    ー    ー
韓国 15,000 12,000 18,000 30,000    ー
中国 20,000 17,000 23,000 40,000    ―
グアム (20,000)   ー   ー (40,000) (60,000)
東南アジア 35,000 30,000 38,000 60,000 105,000
オーストラリア 45,000 37,000 50,000 75,000    ―
ハワイ 40,000 35000 43,000 65,000    ー
アメリ 50,000 40,000 55,000 85,000 150,000
ヨーロッパ 55,000 45,000 60,000 90,000 165,000
JAL
  エコノミー プレミアム ビジネス ファースト
通常期 閑散期
国内線近距離 12,000 10,000 クラスJは、 往復プラス4,000マイル
国内線近長距離 15,000 12,000
国内線沖縄離島 20,000   ―
韓国 15,000 12,000   ― 36,000 60,000
中国 20,000 18,000 30,000 48,000 72,000
グアム 20,000   ―   ― 45,000 72,000
東南アジア 35,000 25,000 50,000 80,000 100,000
オーストラリア 40,000 35,000 50,000 80,000 100,000
ハワイ 40,000   ― 60,000 80,000 100,000
アメリ 50,000 40,000 65,000 100,000 140,000
ヨーロッパ 55,000 50,000 70,000 110,000 160,000

 

ANAもJALも同じようなマイル数になっているようですね。

ただし、国内旅行で人気の沖縄に行く場合は、JALのほうが少ないマイルで行くことができます
また、JALはプレミアムエコノミーも特典航空券の対象になっています。

ANAは繁忙期の設定があるためマイル数が多い時期があります。

まとめ

・特典航空券に必要なマイル数に関してはJAL有利

特典航空券がとりやすいのは?

 せっかく特典航空券獲得に必要なマイルが貯まっても、特典航空券に交換できなければ意味がありません。

そこで、特典航空券のとりやすさについて比較してみます。

国内線

ANAは数か月分の予約を対象期間初日の2か月ほど前から一斉に開始します。

JALの特典航空券の予約開始は利用日の2か月前からです。

座席の空き状況については、両社と同様なようです。

国内線を利用する場合は、ANAのほうが開始日が早くなる傾向にあるため、あらかじめ予定が立てやすいかもしれませんね。

国際線

ANAの特典航空券の予約開始は利用日の355日前からです。

JALの特典航空券の予約開始は利用日の330日前からです。

座席の空き状況については、GWやお盆・正月はどちらもいっぱいですが、その他の時期は、JALのほうが空きが多いようです。
人気のハワイ路線を見てみると、ANAはいつでもほぼ満席の状態である一方、JALでは空席があります。

また、JALは2018年12月に特典航空券PLUSという制度を導入予定です。
この制度は、通常の座席に空きがあった場合に、追加のマイルを利用することで特典航空券に交換できるというものです。
制度が始まってみないとわかりませんが、特典航空券が取りやすくなりそうです。

まとめ

・国内線は、ANAのほうが予約開始が早い。

・国際線では、JALのほうが特典航空券は取りやすい。 

まとめ

・マイルを貯めやすいのはANA

・貯まったマイルを使いやすいのはJAL

マイルが貯まらないと特典航空券には交換できませんし、マイルが貯まっても特典航空券が取りづらいのでは貯める意味がありません。どちらがいいのかは決められないですね・・・

結局は、それぞれが優先すること(絶対ハワイに行きたい!とか、どこでもいいから特典航空券で旅行に行きたい!)にあわせた航空会社のマイレージプログラムを選ぶことが正解になるようです。 

ANAマイレージクラブ

・国内旅行に多く搭乗したい方
  ← 国内線はANAもJALも取りやすさは同じなので、
    マイルの貯めやすいANAが有利です。
・国際線では、一年前に旅行を計画できる方
  ← 355日前から予約開始になるため、人気の旅行先は1年前に予約が必要です。
スターアライアンス加盟の航空会社の就航都市に行きたい方

JALマイレージバンク

 ・数か月前にならないと旅行の計画を決められない(休暇を計画できない)方
  ← 特典航空券を取りやすいJALが有利です。
・ハワイに行くことが目的の方
ワンワールド加盟の航空会社の就航都市に行きたい方

 

私はというと、まずは旅行に行きたいと考え、貯めやすいANAのマイルを貯めることにしようと思っています。